Randのブログ

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2014年3月19日は生還1周年記念

” PCのOSみたいに人格を再インストールできればいいのにな。
「心を入れ替えて」とか言う奴って人格をそのように考えているんだろうな。
他にはゲーム機とゲームソフトとか。自分ができもしないくせによく言うよな、奴らは。”

” 大昔、パソコン通信の時代に面白い書き込みを見たことがある。
人間の人格は、脳というレコードに刻まれた溝のようなものです。 一度刻まれた溝に手を加えたからといって、良い音が出るようにはならない」”

以前 どこかで見た文章の断片です。

 
 2013年3月18日 くも膜下出血で倒れ、救急車で近くの大学病院に搬送された。緊急手術が必要だったが、平日の昼間で運良く脳外科医もスグに見つかった。
 
くも膜下出血は一般的な確率で
 
 『1/3が死亡、1/3が重度の障害、残りの1/3が社会復帰出来る』
 
と言われている。
本当に運良く残りの1/3に入った自分は、24日間の入院で自宅に戻った。
入院中はほぼ寝たきり生活だったので、それから3週間は自宅療養&リハビリをして職場復帰を果たした。
 最初のうちは「俺、超ラッキー!!」と思っていられた。でも段々キツくなってくる。
周りからの無言のプレッシャーを感じるようになってきたから。

 『大病を患い死の淵から戻って来た人間』と聞いて、世間一般ではどういうイメージを持つだろうか?
自分は(他の人から)こんなふうに言われそうな気がして、すごく心配だった。
「せっかく神様が与えてくれた命なんだから大切にしなきゃ!生まれ変わった気持ちで、この際 不摂生な事も全部止めた方がいいよ」

 大病とか災厄を機に生まれ変わったように頑張る人がいる。
本当はそんなにいるわけないと思うんだけど・・
まあとにかく、そんなごく一部の人たちの生き方は美談化されやすい。本人も熱く語るし、インパクトが強いから。
 完全に被害妄想なんだけど、自分はそういう人物像を求められているような気がしてノイローゼになりそうだった。
そんな状態で日々過ごしていた時に、平野啓一郎の『分人論』に出会った。

 

人には色々な顔があっていい

 

一人の人間には、色々な顔がある。つまり、複数の分人を抱えている。そのすべてが〈本当の自分〉であり、人間の個性とは、その複数の分人の構成比率のことである。

自分の嫌な一面だけに囚われて、自分全体を嫌いになってはいけないんだ
そう思うと、少し気持ちが軽くなった。
 
 人はいつ死ぬかわからない。大病を機に、それが実感出来るようになった。
SNSやブログを始めてみたりもした。自分がその時 何を考えていたのか記録しておきたくなったから。

 自分にとって昨日(3/18)は命日で、今日(3/19)が新しい誕生日。
今は、『毎年この日をワクワクした気持ちで迎えられたらいいな』と思っている。
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