Randのブログ

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【浪花のそろばん勘定と発想】

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大阪キタの中心地は梅田。
阪急電鉄の梅田駅は、ここから神戸・京都・宝塚方面へと繋がる基幹点であり、巨大なターミナル駅である。
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このようなターミナル駅にエスカレーターが3本あったとします。
エスカレーターの昇り降り本数が、朝夕で切り換わっているのはご存じですよね?
(地上3階にホームがある)阪急梅田駅の例。
→朝は『下り×2本』で『上り×1本』
夕は『上り×2本』で『下り×1本』に切り換わる。
こうしている理由として。
朝夕で、『梅田駅に到着する人』と『梅田駅から出発する人』の数が逆転するからである。
つまり、朝は阪急梅田駅で降りてJR線や地下鉄に向かう人が多い=通勤通学者優先主義。
反対に夕は、他線から阪急梅田駅に向かう乗降客が多い=帰宅者優先主義。(※もちろん 大阪に住んで神戸勤務の人も沢山いますが、あくまでも両者の数を比較したら...、という意味です)
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「そんなの当たり前。何を今更!」ですか?.
でも実はこの方式、昔は全国的には普及していなかったのです。その起源についてのお話。
この方式、発祥は大阪だそうです。
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とある大阪の電鉄会社職員が、駅に設置するエスカレーターを4本(上下2本ずつ)を発注しようと考え上司に決済をもらいにいきました。
その時、社内の(ドケチで有名な)おエライさんから「そんなことせんでも
3本の真ん中だけを朝夕で(昇り降り)切り替えたら1本分の費用が浮きますがな!
と怒られ却下されてしまったそうです。それが起源となり、関西の鉄道会社のエスカレーターは この方式が一般的になりました。
それからかなりの年数を経て、この方式が全国的に普及したそうです。
この逸話、#大谷晃一 さんの『大阪学』という本で知りました。とてもユニークな発想だなと思います。
ケチと倹約は紙一重、うまく使い分けたいですね(^_^)b。
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写真は現在の阪急梅田駅。スケールアップして6本になっている! 朝夕、上り/下りを4本/2本の比率で交互に切り換えています。
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ヨドバシカメラ等の巨大ショッピングモールには、(並列して)4本のエスカレーターがある。しかし、上り下りは(閉店直前を除いて)終日2本ずつに設定されている。
これはお客さんの利便性に配慮した為でしょうな、たぶん(p_-)。
 
#大阪学 #ケチ #倹約 #エスカレーター #動線 #回遊性 #朝ドラを観て商いの仕組みについて関心を持ってしまった単細胞な私
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