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【タレント本の歴史】

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『窓ぎわのトットちゃん』は、黒柳徹子さんによる自伝的物語です。
1981年に講談社から出版されました。
その発行部数は800万部❗
戦後最大のベストセラーです。
これに次ぐのが、現在累計278万部を売り上げている又吉直樹さんの『火花』。

お笑い芸人さんが芥川賞を受賞する

今までは考えられなかったような出来事が2015年に起こってしまいました。
しかも作者の受賞時の年齢がミラクル!

又吉直樹(35)が芥川賞を受賞。
なおき三十五が芥川賞を受賞してる🙊

笑いの神様までもが彼に微笑んだのでした。
相方の綾部さんも、ニューヨークで頑張ってほしいですね😊

さて今回は、タレント本の起源を探ってみました👀
今日では たくさんのタレントさんが本を出版しています。
一番多いジャンルはエッセイや自叙伝。
他にはダイエット本🏃や料理本🍲、お掃除お片付け本🌀、ガーデニング本🌷、受験生向けの勉強本🎓なんてのもありました💦
その中でも小説(自叙伝)は
本がヒットすれば映像化されやすいという意味で、注目が集まりますよね😊

出版と映像の両方で収入を見込める。

なのでタレント本人というより、所属事務所にとって『おいしい仕事』になっているような気がします。
※最近では、端から映像化を念頭に置いて執筆しているタレントさんがほとんどなのでは?🤔
そんなふうに勘繰りたくなる私です。

冒頭で紹介した『窓ぎわのトットちゃん』。
この作品は現在のところ映像化されていません。
物語のイメージを再現出来る役者さんがいないのよ🙉(玉ねぎおばさん談)。
そういった理由で映像化に至っていないそうです。
.
『窓ぎわのトットちゃん』の大ヒットが1981年。
その3年後(1984年)、その人気にあやかってひとりのお笑い芸人さんが自叙伝を出版しました。
大手出版社のオファーではなく、自分が所属していた芸能事務所(の出版部)から出版したのです。

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人気お笑い芸人の幼少期をコミカルに描いたこの自叙伝。
予想外のヒット🎯になりました。
作品はNHK銀河テレビ小説で映像化されます。
『たけしくん、ハイ!』
ドラマは好評で、続編が制作されるほどの人気を博しました。
※『続たけしくん、ハイ!』には
当時ブレイク寸前のゴクミ(後藤久美子さん)も出演しており、
主人公たけしくんの初恋の人を演じています。

『窓ぎわのトットちゃん』(1981年)

『たけしくん、ハイ!』(1984年)

先ずこの流れを押さえておきましょう😲。ココ、中間テストに出しますよ。
.
『窓ぎわのトットちゃん』は【黒柳徹子さんの幼少期】を描いたもの。
『たけしくん、ハイ!』【ビートたけしさんの幼少期】を描いたもの。
ここまでの流れはよろしいでしょうか?😊
.
こうなると世間はそれらの続編を望みます。

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トットチャンネル』(1984年)
=『窓ぎわのトットちゃん』の青春編と定義付けられます。

浅草キッド』(1988年)
=『たけしくん、ハイ!』の青春編と言えるでしょう。

だんだんわかってきたと思います😉
どちらの作品も映像化されていますね。
トットチャンネル』に関しては、2016年に満島ひかり主演でリメイクまでされているのです。
浅草キッド』に関しても、1988年に天宮良、2002年に水道橋博士主演でテレビドラマ化されています。

UNICEF親善大使であり文化人の黒柳徹子さん。
その大物に、ビートたけしという一介のお笑い芸人が果敢に挑んでいきました。
その結果、好勝負をしてしまったわけです。
💡これでおわかりですね?
この流れこそ、芸人さん出版ブームの下地になったことを😊。
以下にそれ以降の流れを列記しておきますね。

2004年に徳間書店で再出版され、一気に話題となった佐賀のがばいばあちゃん
島田洋七(漫才師のB&B)の祖母の逸話を耳にしたビートたけしが、最初に書籍化を強く勧め、洋七がそれに応え執筆しました。
=『洋七くん、ハイ!』(幼少期編)。

2007年 ホームレス中学生
田村裕(漫才コンビ・麒麟)による自叙伝がワニブックスから刊行される。
=『裕くん、ハイ!』(幼少期編)。

2009年 千原ジュニアの『14歳』が発売される。
=『ジュニアくん、ハイ!』(青春編)。
機は熟しました🔥

2015年 現役人気お笑いタレントの手がけた純文学小説が第153回芥川龍之介賞を受賞。

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お笑い芸人が書いた小説ということで、又吉直樹の『火花』と比較されるビートたけしの『浅草キッド』。
しかし『たけしくん、ハイ!』の成功なくして、『浅草キッド』は誕生しなかったと考えられます。
そしてそして、『たけしくん、ハイ!』が誕生するきっかけになったのが...
実は『窓ぎわのトットちゃん』ではないのか?と🤔

そんなふうに今日も妄想してしまうアラフィフのオッサン。
童心に戻って、トットちゃんを読み返してみたくなる5月5日の私なのでした。


窓ぎわのトットちゃん 黒柳徹子
浅草キッド ビートたけし
佐賀のがばいばあちゃん
ホームレス中学生 14歳
火花 又吉直樹

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