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教師志望の学生が老人ホームで実習を受ける意味がわからない

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【教員免許を取得する場合には、「介護等の体験」をしなければならない】

田中眞紀子議員らが提出した議員立法により、根拠法の法案が提出され、
平成10年4月1日より教育職員免許状取得者に義務化された制度”
以下のように定められている。

1.小学校教員と中学校教員の教員免許を取得する場合は「介護等の体験」を行う必要がある。
2.幼稚園教員や高等学校教諭を単独で取得する場合は「介護等の体験」を行う必要はない。

実際のところ 2.の学生はほとんどいなくて、中高の教員免許を取得するため老人ホームで実習を受ける人が多い。
多分にもれず、私が勤める老人介護施設にも
結構な頻度で教員志望の学生さんが「介護等の体験」に来る。
たま~に人当たりが良くてテキパキ動く子もいるんだけど、たいていはダメな子が多い。
こういうこと言っちゃなんだけど、その学生さんの通っている学校名をみると「あぁ、なるほどね」な感じの全入大学ばかりだ。
あ。スイマセン、言い過ぎましたm(__)m。

彼ら彼女らだって、教師を目指すような志の高い学生さんです。
『いわゆる偏差値の高い人=優秀な教師』ではないだろう
そんなことは私でも分かっています。
ただ、そもそも教員試験自体に受かるのか?君は(・・?』みたいな学生さんも結構いるわけですよ。

遊びに来てるんじゃないぞ😊、君たち。
認知症の老人と適当に喋って時間を潰す。
まぁそれもしょうがないわ、こっちも日常業務に忙しくて
いちいち面倒見てあげられないからね。これは申し訳ないと思っているんです。
ただ 指示があったら
サッと動けるように常に準備しておこうよ、実習なんだから。
洗濯物をたたむとか掃除をするのも、立派な介護体験なんだよ。
それからもうちょっと考えて行動しよう。

酷い子になるとね、こんなのもいるんだ。
入居されている高齢者の中には
その若い学生さんたちを『新しい職員』と勘違いする人もいるのです。
そんなおじいちゃんやおばあちゃん(※「若い職員さんが増えるんだね、嬉しいなぁ」って喜んでいる高齢者)に向かって
学生さんが言うわけさ
「自分は学校の先生になるので、この仕事はしないんですよ」とキッパリね。

いやまぁ別に”嘘をついてくれ”とは思わない。
けど…、けどね。
もうちょっとトーク力磨けや!
特に!教師を目指してんだろ?君は。ソコ結構大事なんじゃないかなぁ
と感じるのです、私は(←了見狭いです、ゴメンね)。

本音を言うと、教員試験に受かった人だけに「介護等の体験」を課すべきなんですよ。
※度々スミマセン。いやコレも分かってますよ、私だって。
現実問題として、教員免許取得してからだと
”こんな実習の為に時間が取れない”のは分かってるんだけど…

『教員になれるかなれないのか』が確定していない人間
介護施設に放り込んで、現場で働く職員の手を焼かせないでほしいんだわ、ホントに。
ちゃんと教員免許を取得して、目的意識がハッキリした人に実習に来てほしいんです。
その方が、本人たちにとって『意義のある体験』になるのではないだろうか?
ここで学んだ「介護等の体験」を今後の教師生活に活かせる人。
そんな人に実習に来てほしいと思っているんですがね…

一昔前と違って今の大学生は、選択肢を広げる(=つぶしが効く)為だけに教職課程をとってはいないだろう。
ちゃんと目的意識を持って教師を目指している学生さんがほとんどだと思う。
これが20~30年前なら、端から教師になるつもりもないのに教職課程をとる大学生が結構いた。
※私の友人たちは、就活しながら教職課程も同時にとっていた。
理由を聞くと「母校(教育実習先)で 後輩に先生先生って呼ばれたかったから」と言ってました。

母校へ(楽しい)教育実習に行くためには、「介護等の体験」で単位を取得しなければならない。
3Kと呼ばれる介護現場を先に体験した学生さんだけが次のステップに進めるのである。今はそんな抱き合わせ販売みたいなことが行われているのだ。
仕方なしに学生さんたちが実習に来てるのはわかるけど、
せっかくの機会なんだから何か学んで行ってくださいね。
もしこれを読んでいる大学生さんがいたら、以上よろしくお願い致します。